生き物が好き
いつからこのように思うようになったのかは分からないけれど、
気付けばもう生き物が好きだった。
コラム…って言っても、こういうものを書くのは苦手やなあ、
まして「望洋庵の窓から」なんて、何書けばええねん。
そう思っていたけれど、ふと、なぜ自分が生き物や自然が好きなのかを
書いてみてもいいなって思った。
社会人として生活しているなかで
「なんで生き物が好きなの?」と尋ねられることがある。
「好きなものは好きなんですよね~」って答えておく。
でも最近自分で理由が分かってきたので
コラムなら書いてもいいかなと思った。
生き物って面白い。
それぞれが様々な進化をして、それぞれの生活様式があって、
一見なんのためやねんって思っても
みんな何かしらの役目があって、それぞれが関連し合って生きている。
でも何よりも好きな理由は多分これです。
「蒔きもせずつむぎもせず」それぞれが
「それでいい」という感じで生きている。
まど みちお さんの詩に以下のような詩がある。
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これってすごいことだと思う。「すごい」なんて
とっても陳腐な言葉だけど、すごい。
こんな詩もある。同じく まど みちお さんの詩だ。
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だから生き物が好きだ。
何もかも、神様が愛してくださっているんやなあ。
って、これまでは考えていても
なんだか恥ずかしいような気味悪いような
なんともいえない気持ちでいましたが、
望洋庵で学ぶようになって、
神様が愛してくださっているんやなあ。
って思ってもいいかなって考えるようになりました。
こんな私ですら、多分神様が愛してくださっているはずだから
まあ、なんとかなるやろ!って思えるようになりました。
こんな私にすら何かできることがあるなら
そんな光栄なことはないなあ。
って思えるようになりました。
何にもまして、生き物が好きになりました。
みんな同じ分だけそこにいる。
生き物たちは(むしろ無機物もすべて)
蒔きもせずつむぎもせず
そこにいるのだから
もっとすごい。
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